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01.Self Liner Notes [ weal and woe ] _ KZK
CHASEDはこうゆうイメージやから、こうやらんとあかんとか
やっぱもっとラウドに行かなあかんとか、途中加入でバンドのアレコレを作るようになって、客観的に作ることが多くなった
もちろん真剣に作るし、デザインかてその時に1番やりたいデザインをしてる
でも、やっぱ途中から入った人間の感覚でやってまうってゆう
7.8年やったよーな気する
仮の心臓を見繕ってそっから心血注いで何かを作るような感じ
色々と環境も変わって何かがおかしくなる感じが気持ち悪うて
やから、一からバンドでやらなあかんと思って
5人だけで作ろうって感じにした
ーーー
何年やりましたとか、売れてる売れてない、とか色々複雑に絡むし、ゴチャゴチャうるさい事ばっかりやけど何故かチェイスドは続いてる
不思議がられるし俺も不思議に思う
でも、理由はさておきって感じでいいと思う
実際何で続いとるんかなんか考えたことないし
大いなる目標もまだ見つかってない
でも、このバンドで何か作るのは好きや
weal and woeについて
ーーー
幼稚園の時、皆んな自転車の絵を描きましょうって時間があった。俺はチャリをそのまま書いて白黒で完成やったんやけど、園長か誰かとオカンがせっかくやから色塗ったらって言うてきて渋々塗ったのを覚えてる。塗ったら飽きるから嫌やったんやけど、渋々塗ったのを覚えてる。
小学校の時、裏門出てすぐの風景をスケッチ美術の時間があって、それも同様に色塗れって先生に言われて渋々塗ったのを覚えてる。でもなんかそれが表彰もんになった 恥ずかしかった
なんか昔から絵を書くのが好きやった。
中学校の時は更に人見知りが加速して、いつもみんなの後ろにおった。バスケ部やってちょっといつもより必死やってレギュラーも取れたりはしたけど、ドンドン上手く行かんくて、まぁいいかってなったの覚えてる。
私生活はみんなと遊び呆けて、ゲーセン溜まったり、違う中学校のヤンキーとたまに合流したり、もちろんゲーセンでも上手い友達には勝てへんし、特に喧嘩するような目立ちも嫌やし皆の後ろ折った。
仲良い友達と、カラオケいった。
もちろん、人見知りやし人前で歌うとかあり得んかったけど
友達がジャイアンとかラオウなら俺はのび太かバットやったし
歌えって言われて歌ってた。ってかそっちの方が楽やったし。
オレンジレンジの花を歌うから、ヤマトのハモリやれって言われてやった。
やと、いつもなかった反応で褒めてもらった。
びっくりした。あんまり友達から褒めてもらう経験なかったし、どっちか言うたらいつも派手な事してカッコええなぁって
思ってた側やったからびっくりした。
次の日の学校で、「河田歌上手いで」と担任に言うてた。
その時はコケシみたいな顔で他人事やったけど、少しだけ嬉しかったな。
(地元は俺旧姓呼びされてる。)
その頃ぐらいからコソコソ隠れて歌をやりだす。
ーーー
が、俺のずっとまだ歌を続けてる理由(もっと記憶はある)
小さい時の思い出がやっぱり支えになってる。
友達に褒めてもらうのはやっぱり嬉しい、目立ったら嫌味言われるし嫌われるのが嫌やったから余計に自慢出来ることがあったってゆうのが嬉しかったんやと思う。
中途半端に辞めてばっかりやったけど、歌は唯一生活グチャグチャなってもどんだけ迷惑をかける事になっても辞めたくないし、周りが見えんくなってもいいモノや
とにかく歌を上手く歌いたい、31歳でようやく今の歌の感覚を掴んで体は壊しやすくなったけど、ちょっとずつ上手くなりだした。
大阪の同い年のバンドマンもほとんど居らんくて、俺は出来ればずっと歌いたいし、これは特別なことではなくしたい。
続ける事に美徳を感じながらやるほど偉くもなってない
それでもよーさん特別な瞬間はあったし、充分に嬉しい瞬間はあった。だから今は気を使わずにひたすら自分のやりたい事を心血注いでやりたい。
この10年はしんどい事が多過ぎて、気付いたら10年やった
次の10年は楽しい事をよーけしたい
それをちゃんと歌に反映させたい
辞めていく奴ら、奇天烈な理由で解散する奴ら、飛ぶ奴ら色んな奴らをぼーーーっと横から眺めときたい。
誰に何言われようと時間が経って景色変わろうと
俺は淡々と石を積んでる
ゴールも作らへんし、完成もさせへん
ホンマにひたすら色んな形の石を積む
意味も必要なし
俺が積みたいから積む
-10 0 10のバランスが今の自分の歌を作り上げてくれてる。
些細な幸福と些細な災いがぐちゃぐちゃに混ざってそうなってる。
18年の徒労が今の歌を作り上げてる。
捨てるモノなし!!!!!
でもやっぱり少しは売れたいなともおもう。
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「それが体制に何かを明け渡した代償に力を得た者の禍福」
「私達がそうであるように、自由を求めた彼に、もはや自由はない」
by 攻殻機動隊 草薙素子
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今回のweal and woeは俺にとって心の支えになる曲
淡々と歌うのは難しい
俺がやってきた事は俺が1番知ってると
ハイパーセルフで励ましてるんやろうきっと
誰かに気を遣ってバンドをやるのはもう終了
どうなろうと長生きするのは俺
みんなはちゃんと結果を残して俺より先に死ぬ
俺は誰も居らんくなった場所でまだ石積んでる
ーーー